些末なうさ松ログ

些末なことを書きます

ランチは500円まで

「ランチっていうのは1000円以内じゃないとダメなんです」

というセリフは、たしかフジテレビの月9ドラマ「ランチの女王」の主人公(演: 竹内結子)のことばだったと思う(うろ覚え)。

20年近く前のドラマだけれど、今でも印象に残っているそのセリフについて、あえて今一言申すとすれば、

「ランチは1000円でも高い」

ということである。

たまに友人や同僚と行くのであればまだしも、日常的に1000円のランチを食べるのはなかなか厳しいと感じる今日この頃のお財布事情だ。

じゃあいくらなら良いのだ、という話になると、まあ確たる基準があるわけではないのだけれども、ここはキリよく500円でどうか、と考えた。

そんなわけでここ最近

ランチは500円まで

という自分ルールを課している。

正直、難易度は高い。

東京都心で500円以内でランチが食べられる場所はそう多くない。

ただ、意外とやっていける、とも感じている。

以前、ふらりとカレーショップC&C(CoCo壱に似て非なるあのカレーチェーンである)に入ったときのことだ。

しまった、と思った。

500円以内で食べられるものが

プレーンカレー(490円也)   

しかない。

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トッピング無し、である。

それはどうも味気ない、せめてトッピングを、100円あればコロッケがつけられる、との囁きが聞こえてきた気がした。

しかし、長きにわたる葛藤の末、掟を優先した。

プレーンカレー、いただきます。

で。

食べてみたらこれが意外と美味かった。

そして満足した。

実のところお昼ってそんなにお腹空いてるわけでもなく、いっぱい食べても眠くなるだけなので、なんのトッピングもないプレーンカレーくらいでも案外ちょうどいいものなのである。

むしろ、なんとなく、ありもしない必要に駆られてトッピングをつけたり大盛りにしてみたりするほうが、結果的に「あれ要らなかったな」とほんのり後悔することもありうるわけで。

結果的に、ちょうどよかった。

自分はこのくらいでも満足できるのだ」ということに気付けたのは、収穫だった(この「ちょうどいい」ラインを見誤るばかりに過食や浪費につながっているのだと思う。「腹八分目」という言葉、昔の人は伊達や酔狂で言い始めたわけではないのだ。反省)。

 

あと、500円の範囲内だと、仮にハズレを引いてもダメージは少ない

以前、行列のできるラーメン屋がたまたま空いてたのでお昼にスッと入って1000円以上するお高いラーメンを食べたものの、まあ美味しいは美味しいけど1000円払うほどではないな、というちょっぴり残念な気持ちになった経験がある。

値段が高いと期待値が跳ね上がるので、その分外したときのガッカリ感も大きい。

それに対して500円とかだとこの期待値のハードルが下がる分、ハズレを引いてもほぼノーダメージだ。一方で思わぬ当たりを引いたときはとてもお得な気持ちになれる。

ダウンサイドは限られているけどアップサイドは無限大、あらすてき。

 

そんなこんなで、しばらくは「ランチは500円以内」縛りを続けてみようと思った次第。

 

お些末さまでした。