考える葦
パスカルの有名な言葉で
「人間は自然のなかでもっとも弱い一茎(ひとくき)の葦にすぎない。だが、それは考える葦である」
というものがあり、そこから「考える葦」というフレーズが広く浸透している気がする。
このとき、「葦」は「あし」と読んでいるはず。
ところが、植物としての葦の和名の読み方は
「よし」
らしい。Wikipedia情報だけど、
和名ヨシの由来は、もともと本来の呼び名はアシであったが、「悪し」に通じるため、「ヨシ」と言い換えられたものである
とのこと。
そういう話を聞くたびに、一体どこの誰が始めてどうやって広まるんだ、と思うんだけど、関西ではアシの名前も残ってるらしい。
関西地方では、お金を意味する「お足」に通じるため、「アシ」の名前が残されている
ともあれ、パスカルの「考える葦」は
「かんがえるよし」
と読むのが正しい気もするけど、そういう読み方は聞いたことがない。なぜなのだろう……。
まあ、「考える葦」を「かんがえるあし」と読んでいたら「アオアシ」も「アオヨシ」になっていたのか……と考えると、アシの方でよかったなー、とも思う。
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お些末さまでした。